季節を移す中庭のある平屋建ての家 (豊橋市K邸)
郊外の住宅地に建つK邸は、既存の家を生かして増築した中庭のある平屋建ての家。
庭をまんなかにL字型に増築し、四方から庭が楽しめるようになっています。
L字型の設計は、当社からの提案です。今回、カーテンなどインテリアのカラーコーディネートもお手伝いさせていただきました。中庭からの日差しや通風を生かし、自然の気持ちよさで快適に暮らせるように工夫しました。
新たに設けた南側のリビングは、22.5畳の広さ!
天井の骨太の梁と、古民家風に色をつけたカラーコーディネートが、シンプルでありながら、趣のある空間を楽しませてくれていると感じています。
「これからの暮らしをイメージしトータルプランニング」
お客さまがご要望されたのは、既存の家を生かし、平屋で日当たりが良く、気持ち良く過ごせる家。
これまでの暮らし方と、これからの暮らしへのイメージを、一つひとつ形にし、トータルでプランニングさせていただきました。
既存の家から南側へLの字で増築し、南側のリビングをつなぐ廊下に沿って、2つの居室、南側にリビングと玄関を設けました。
南面いっぱいに設けられた縁側風の広いウッドデッキが、平屋建てのたたずまいに趣とアクセントを与えています。
「手刻みがつくり出した美しさと心地よさ」
明るく開放感のあるリビングは、建物の性能の高さあってこその大空間。
しかも、6メートルもの長尺の松を生かした現しの天井が空間を引き締めています。手刻みの技があってこそ、K邸の居心地のよさと日本家屋ならではの美しさが出せたと思っています。
床は栗の無垢材、壁は珪藻土。
テレビ壁の裏にはタイルを貼ってアクセントに。
梁を活かした間接照明が趣を与えており、随所に手刻みの技と知恵、工夫をこらしました。